アメリカで生活していると、
「VPNってよく聞くけど、そもそも何?」
「アメリカに住んでいてもVPNは必要?」
「日本のサービスを使うときに役立つの?」
と疑問に思うことがあるかもしれません。
結論からいうと、アメリカ在住だからといってVPNが必須というわけではありません。
ただし、
- カフェや空港、ホテルなどの公共Wi-Fiをよく使う
- アメリカから日本向けのサービスを利用することがある
- インターネット利用時のプライバシーを少しでも高めたい
- 海外旅行や日本への一時帰国が多い
という人には、VPNは便利な選択肢の一つです。
VPNという言葉だけ聞くと難しそうですが、使い方はそれほど複雑ではありません。
基本的には、VPN会社のアプリをスマートフォンやパソコンに入れて、接続するサーバーを選ぶだけです。
この記事では、アメリカ在住の日本人向けに「VPNとは何か?」という基本から、メリット、注意点、無料VPNとの違い、MillenVPNとNordVPNの選び方まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
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そもそもVPNとは?
VPNは「Virtual Private Network」の略です。
日本語では「仮想プライベートネットワーク」と呼ばれますが、これだけではよく分かりませんよね。
簡単にいうと、
インターネットを利用するときに、通信を保護するための専用トンネルを作るような仕組み
と考えると分かりやすいです。
通常、スマートフォンやパソコンからインターネットを利用すると、利用しているネット回線を通ってWebサイトやサービスへ接続します。
VPNを利用すると、通信はいったんVPN会社のサーバーを経由します。そして、端末とVPNサーバーの間の通信が暗号化されます。
たとえば、カフェのWi-Fiを利用しているとしましょう。
VPNを使わない場合は、
スマホ → カフェのWi-Fi → インターネット
というイメージです。
VPNを利用すると、
スマホ → 暗号化された通信 → VPNサーバー → インターネット
という形になります。
これがVPNの基本的な仕組みです。
VPNを使うと接続する国を選べる
VPNにはもう一つ大きな特徴があります。
接続するVPNサーバーの国を選べることです。
たとえば、アメリカに住んでいても、日本にあるVPNサーバーへ接続できます。
インターネット上では通常、IPアドレスと呼ばれる情報によって、おおまかな接続地域を判別できます。
IPアドレスは、簡単にいえば「インターネット上の住所のようなもの」です。
アメリカから日本のVPNサーバーへ接続すると、Webサービス側からは日本のVPNサーバーのIPアドレスからアクセスしているように見えます。
この仕組みがあるため、海外生活をしている日本人にもVPNが利用されています。
アメリカ在住日本人にVPNが役立つ場面
では、実際にアメリカで生活していて、どんなときにVPNが役立つのでしょうか。
代表的な場面を見てみましょう。
カフェ・空港・ホテルなどの公共Wi-Fiを使うとき
アメリカでは無料Wi-Fiを利用できる場所がたくさんあります。
カフェ、空港、ホテル、ショッピングモールなどでWi-Fiを使った経験がある人も多いでしょう。
とても便利ですが、公共Wi-Fiでは、接続先が正しいネットワークか確認したり、重要な操作を避けたりするなど、普段以上に注意したいところです。
VPNを利用すると端末とVPNサーバー間の通信が暗号化されるため、公共Wi-Fi利用時のセキュリティ対策の一つになります。
ただし、ここで覚えておきたいのは、
VPNを使えば何をしても安全になるわけではない
ということです。
銀行への送金や重要なアカウント情報の変更などは、可能であれば自宅の信頼できる回線やスマートフォンのモバイル通信を利用する方が安心です。
アメリカから日本向けサービスを利用するとき
海外生活をしていると、
「このサービス、アメリカからだと利用できない」
という場面に出会うことがあります。
日本国内向けの動画配信、ニュース、電子書籍、Webサービスなどの中には、アクセスしている地域によって利用できる内容が異なるものがあります。
VPNで日本のサーバーへ接続することで利用できるケースもあります。
ただし、VPNを使えば必ず日本のサービスが利用できるわけではありません。
サービス側がVPNからのアクセスを制限している場合もありますし、動画配信サービスなどには地域ごとの配信権や利用規約があります。
利用する場合は、それぞれのサービスの最新の利用規約を確認してください。
VPNは、サービス側の規約を回避するためのものではありません。
海外旅行や日本への一時帰国でも使える
アメリカ在住者の場合、日本へ一時帰国したり、海外旅行をしたりすることもあるでしょう。
ホテルや空港などで公共Wi-Fiを利用する機会が増えるので、普段から使っているVPNアプリがスマートフォンに入っていると便利です。
アメリカ国内だけではなく、旅行中にも使えるセキュリティツールと考えると分かりやすいでしょう。
VPNを使えば完全に安全・匿名になる?
ここは非常に大切です。
VPNを使っても、インターネット上で完全に匿名になったり、すべての危険を防げたりするわけではありません。
VPNが主に保護するのは通信経路です。
たとえば、
- フィッシングメールのリンクをクリックする
- 偽物の銀行サイトにパスワードを入力する
- 同じパスワードを複数のサービスで使い回す
- 怪しいアプリをインストールする
といった問題をVPNだけで防ぐことはできません。
そのため、
VPN+強いパスワード+二段階認証+公式アプリ
といった複数の対策を組み合わせることが大切です。
アメリカの銀行やクレジットカードでVPNを使うときの注意点
Ame-Moneyの読者には、ここも知っておいてほしいポイントです。
アメリカの銀行、クレジットカード、証券会社などでは、不正アクセス対策として普段と異なるアクセスを検知する仕組みが使われています。
そのため、VPNを使って普段とは違う国のサーバーからアクセスすると、追加の本人確認を求められる場合があります。
たとえばアメリカに住んでいるのに、日本のVPNサーバーへ接続した状態でアメリカの銀行へログインすると、通常とは違うアクセスとして扱われる可能性があります。
お金に関する操作では無理にVPNを使わない
銀行や証券口座などを利用するときは、
信頼できる自宅回線やモバイル通信を利用する
のがシンプルです。
VPNを利用する場合でも、普段と同じ米国サーバーを使うなど、頻繁に接続地域を変更しない方がトラブルを避けやすいでしょう。
特に、
- 銀行送金
- クレジットカード情報の変更
- 証券口座での重要な手続き
- 401(k)やIRAの設定変更
など、大切なお金に関する操作は安定した通信環境で行うことをおすすめします。
VPNより先にやっておきたいセキュリティ対策
VPNを契約する前に、まず次の基本設定を確認しておきましょう。
- 銀行やクレジットカードの二段階認証を有効にする
- パスワードを使い回さない
- カードの利用通知をオンにする
- 公共Wi-Fiで重要な金融手続きをできるだけ行わない
- 銀行や証券会社は公式アプリ・公式サイトからアクセスする
VPNは、こうした基本的なセキュリティ対策にプラスして使うものと考えると分かりやすいです。
無料VPNでも大丈夫?
「VPNにお金を払いたくないから、無料VPNでいいのでは?」
と思う人もいるでしょう。
無料VPNがすべて危険というわけではありません。しかし、有料VPNと比較すると、
- 通信量に上限がある
- 利用できるサーバーが少ない
- 通信速度に制限がある
- 広告が表示される
- サポートが限定される
といったケースがあります。
そしてVPNは、自分の通信をVPN事業者のサーバー経由で行うサービスです。
そのため、「無料だから」という理由だけで選ぶのではなく、誰が運営しているサービスなのかを確認することが重要です。
プライバシーポリシー、運営会社、ログに関する方針、公式アプリの有無なども確認しましょう。
VPNを使うとインターネットは遅くなる?
VPNを使うと、通常の通信に加えてVPNサーバーを経由します。
そのため、通信速度が低下する可能性はあります。
ただし、実際の速度は、
- VPN会社
- 利用しているインターネット回線
- 接続するサーバーまでの距離
- サーバーの混雑状況
- 利用時間帯
などによって変わります。
たとえばロサンゼルスからアメリカ国内のサーバーへ接続する場合と、日本のサーバーへ接続する場合では、通信距離が大きく違います。
普段のWeb閲覧なら近いサーバー、日本向けサービスを利用するときだけ日本サーバー、というように使い分けるのも一つの方法です。
VPNの設定は難しい?
現在の一般向けVPNは、初心者でも比較的簡単に利用できます。
基本的な流れは、
① VPNサービスを契約
→ ② 公式アプリをインストール
→ ③ ログイン
→ ④ 接続したい国を選ぶ
→ ⑤ 接続ボタンを押す
これだけです。
難しいネットワーク設定を自分で行う必要がないサービスが多く、スマートフォンでもパソコンでもアプリから操作できます。
初めて使う人は、まず普段使っているスマートフォンに入れて試すと分かりやすいでしょう。
おススメはMillenVPNとNordVPN。どう違う?
アメリカ在住の日本人がVPNを検討するとき、候補にしやすいのがMillenVPNとNordVPNです。
MillenVPNは日本企業が運営しており、日本語で使いやすいのが特徴。
NordVPNは世界各地にサーバーを展開するグローバルなVPNサービスです。
どちらかがすべての人に向いているというわけではありません。
何のためにVPNを使うのかで選ぶことが大切です。
MillenVPN
MillenVPNは、日本の企業が提供しているVPNサービスです。
日本語でサービス内容を確認したい人や、日本とのインターネット利用を重視する人には比較しやすいサービスです。
特に、
- 初めてVPNを使う
- 日本語で確認しながら設定したい
- 日本のサーバーを利用する機会が多い
- 海外生活で利用したい
という人は候補にしやすいでしょう。
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NordVPN
NordVPNは世界各地で提供されているVPNサービスです。
複数の国へ接続したい人や、VPNの機能・セキュリティ面を幅広く比較したい人の候補になります。
たとえば、
- アメリカだけでなく複数の国で使いたい
- 海外旅行でも使いたい
- サーバーの選択肢を重視したい
- VPN関連の機能を幅広く利用したい
という人は比較してみる価値があります。
※料金、サーバー数、対応国、同時接続台数、返金条件などは変更されることがあります。契約前に各社の公式ページで最新情報を確認してください。
MillenVPNとNordVPN、どちらを選べばいい?
初心者なら、難しく考えすぎる必要はありません。
日本との利用・日本語での分かりやすさを重視する → MillenVPN
複数の国への接続や幅広い機能を重視する → NordVPN
というところから比較すると分かりやすいでしょう。
ただし、料金だけで決めるのではなく、
「自分はVPNを何のために使いたいのか?」
を先に決めることが重要です。
日本向けサービスの利用なのか、公共Wi-Fi利用時の通信保護なのか、海外旅行なのかによって必要な機能は変わります。
VPNを始める前に確認したい5つのポイント
最後に、契約前に次の5点を確認しましょう。
- 日本・アメリカに必要なサーバーがあるか
- iPhone、Android、Windows、Macなど自分の端末に対応しているか
- 同時に何台まで接続できるか
- 料金はいくらか
- 返金条件はどうなっているか
特に長期契約は月額料金が安く見えることがありますが、最初にまとまった金額を支払う場合があります。
「月額○○円」という表示だけではなく、実際に最初に支払う金額まで確認してから申し込みましょう。
まとめ|VPNは「必要な場面で使う」くらいでOK
アメリカ在住だからといって、VPNが絶対に必要というわけではありません。
ただ、
公共Wi-Fiをよく使う、日本とのインターネット利用が多い、海外旅行をする、オンラインでのプライバシーを重視したい
という人にとっては、VPNは便利な選択肢です。
VPNで大切なのは、契約することそのものではなく、目的に合わせて正しく使うことです。
日本語での使いやすさや日本との利用を重視するならMillenVPN、複数の国への接続や幅広い機能を重視するならNordVPNを比較候補にすると分かりやすいでしょう。
まずは「自分はどんな場面でVPNを使いたいのか?」を考えてみてください。
そのうえで料金、対応端末、サーバー、返金条件などを比較すれば、自分に合ったVPNを選びやすくなります。

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