結論からいうと、アメリカの給料日でよく見る Biweekly と Semi-monthly は似ていますが、給料を受け取る回数が違います。
- Biweekly:2週間ごと → 通常は年26回
- Semi-monthly:月2回 → 年24回
年収が同じなら、年間でもらえる給与総額は基本的に同じです。
ただし、Biweeklyは支給回数が多いため1回あたりの給料は少なめ、Semi-monthlyは1回あたりの給料が少し多くなります。
アメリカでは、日本のように「毎月25日」のような月1回払いとは限りません。
会社によって、
- 毎週
- 2週間ごと
- 月2回
- 月1回
など、給料の支払い方法が違います。
アメリカで働き始めたら、まず勤務先の Pay Frequency(給与の支払い頻度) を確認しておきましょう。
アメリカの給料日|BiweeklyとSemi-monthlyの違い
まずは、この2つの違いを覚えておけば十分です。
| 支払い方法 | 意味 | 年間支給回数 |
|---|---|---|
| Biweekly | 2週間ごと | 通常26回 |
| Semi-monthly | 月2回 | 24回 |
見た目は似ていますが、実は給料日がかなり違います。
Biweeklyは2週間ごと|通常は年26回
Biweekly(バイウィークリー)は、「2週間ごと」という意味です。
例えば金曜日が給料日なら、
1月9日
↓
1月23日
↓
2月6日
というように、14日ごとに給料が入ります。
毎月「15日と30日」のように日付が決まっているわけではありません。
1年は約52週間なので、
52週間 ÷ 2 = 26回
となり、通常は年間26回給料を受け取ります。
年に2回ほど「給料が3回入る月」がある
Biweeklyで特徴的なのがこれです。
多くの月は給料日が2回ですが、年間のカレンダーによっては給料日が3回ある月が出てきます。
例えば、
5月1日
5月15日
5月29日
のようなケースです。
ただし、3回目の給料はボーナスではありません。
年間給与を26回に分けて受け取っているだけです。
「今月は給料が3回来たから使ってしまおう!」
と考えず、貯蓄や緊急資金に回すと家計管理が楽になります。
Semi-monthlyは月2回|年24回
Semi-monthly(セミマンスリー)は、「月2回」という意味です。
例えば、
- 毎月1日と15日
- 毎月15日と月末
など、決められた日付に給料が支払われます。
毎月2回なので、
12か月 × 2回 = 24回
となります。
Biweeklyと違って、基本的に「給料が3回入る月」はありません。
給料日までの日数は毎回同じではない
Semi-monthlyは日付を基準にしているため、給料日と給料日の間隔は一定ではありません。
例えば、
15日 → 30日
なら15日間ですが、
30日 → 翌月15日
では月によって日数が少し変わります。
ただし、毎月ほぼ同じ日に給料が入るので、
- 家賃
- 光熱費
- クレジットカード
- 車の支払い
など、毎月の固定費と合わせて管理しやすいのがメリットです。
BiweeklyとSemi-monthlyでは1回の給料はいくら違う?
例えば、年収が $78,000 の会社員を考えてみましょう。
税金などを引く前のGross Payで単純計算すると、
Biweekly
$78,000 ÷ 26回 = 約$3,000
Semi-monthly
$78,000 ÷ 24回 = 約$3,250
となります。
つまり、Semi-monthlyのほうが1回あたり約$250多く見えます。
ただし年間では、
どちらも$78,000
です。
支給回数が違うだけなので、
「1回の給料が多いからSemi-monthlyの会社のほうが給料が高い」
という意味ではありません。
実際に銀行へ入るのはNet Pay
ここで注意したいのが、先ほどの$3,000や$3,250はGross Pay(税引き前給与)だということです。
実際に銀行口座へ振り込まれるのは、
Net Pay(手取り)
です。
給料からは、
- Federal Income Tax
- State Income Tax
- Social Security
- Medicare
- 健康保険
- Dental Insurance
- 401(k)
- HSAやFSA
などが引かれることがあります。
そのため、
Gross Pay $3,000 = 銀行に$3,000入る
という意味ではありません。
Gross Pay、Net Pay、Taxes、Deductionsなど、アメリカの給与明細の見方はこちらの記事で詳しく解説しています。
👉アメリカの給料明細の見方|Gross Pay・Net Pay・税金・401(k)を初心者向けに解説
Pay PeriodとPaydayは違う
アメリカの給料で覚えておきたい言葉がもう一つあります。
Pay PeriodとPaydayです。
Pay Period
どの期間に働いた分の給与なのか
を表します。
例えば、
October 1 ~ October 14
なら、この2週間に働いた分という意味です。
Payday
実際に給料が支払われる日
です。
例えば、
Pay Period:10月1日〜14日
Payday:10月21日
ということがあります。
つまり、
働いた期間の最終日=給料日
ではありません。
入社したばかりのときに、
「2週間働いたのに給料がまだ入らない!」
と心配することがありますが、Pay PeriodとPaydayの間に数日空いているだけというケースもあります。
入社時に、
“When is my first payday?”
と確認しておくと安心です。
時給制の場合はPay Periodを特に確認
Hourly Employee(時給制)の場合は、毎回の給料が同じとは限りません。
例えば、
時給:$25
2週間の勤務時間:80時間
なら、
$25 × 80時間 = $2,000
が基本のGross Payです。
ただし、
- 残業
- 休日出勤
- PTO
- 欠勤
- 勤務時間
などによって金額が変わります。
時給制の場合は給与明細で、
- Regular Hours
- Overtime Hours
- Hourly Rate
- Gross Pay
を確認しておきましょう。
401(k)も給料ごとに積み立てられる
401(k)を利用している場合、基本的には給料が支払われるたびに設定した割合が積み立てられます。
例えば、
Gross Pay:$3,000
401(k):5%
なら、
$150
が401(k)へ積み立てられます。
Biweeklyなら通常年26回、Semi-monthlyなら年24回積み立てが行われることになります。
そのため、1回の積立額だけではなく、年間でいくら積み立てる予定なのかを見ることが大切です。
401(k)の基本はこちらの記事で解説しています。
👉アメリカの401(k)とは?日本人向けに仕組み・会社マッチ・帰国時の扱いまでわかりやすく解説
Biweeklyの「3回目の給料」はどう使う?
Biweeklyで給料を受け取っている場合、年に2回ほど3回給料が入る月があります。
ここは貯蓄を増やすチャンスです。
例えば、
通常の月
→ 給料2回で生活
3回給料が入る月
→ 3回目を貯蓄
というルールにすると、お金を貯めやすくなります。
使い道としては、
- 緊急資金
- クレジットカード残高の返済
- 車のローンなどの返済
- IRA
- 投資
- 旅行資金
- 大きな買い物の積立
などがあります。
特にアメリカでは、医療費や車の修理など突然大きな出費が発生することがあります。
生活防衛資金をまだ十分に持っていない場合は、まず緊急資金を増やすのも一つの方法です。
家計管理では「月収」だけで考えない
Biweeklyの人は、
給料 × 2回
だけで月収を考えると、年間収入と少しズレます。
例えば手取りが1回$2,000なら、
$2,000 × 26回 = $52,000
これを12か月で割ると、
月平均 約$4,333
です。
一方、
$2,000 × 2回 = $4,000
だけで考えると、年間では$4,000ほど差が出ます。
そのため、年間の家計を考えるときは、
1回の手取り × 年間支給回数 ÷ 12
で月平均を出すと分かりやすくなります。
Direct Depositも確認しておこう
アメリカでは、給与を銀行口座へ直接振り込むDirect Depositが一般的です。
入社すると、
- Bank Name
- Routing Number
- Account Number
- Checking / Savings
などを登録します。
Routing NumberやAccount Numberを間違えると給与振込に問題が起こる可能性があるため、入力後に必ず確認しましょう。
アメリカのChecking AccountとSavings Accountの違いはこちらで解説しています。
👉アメリカの銀行口座の作り方|CheckingとSavingsの違いから口座開設まで日本人向けに解説
アメリカの給料日で確認したい4つ
入社したら、最低限この4つを確認しておきましょう。
Pay Frequency
→ 給料がどのくらいの頻度で支払われるか
Pay Period
→ どの期間に働いた分なのか
Payday
→ 実際の給料日
Pay Stub
→ 給料、税金、保険、401(k)などの明細
最初の2〜3回は、
給与明細のNet Payと銀行への入金額が一致しているか
確認しておくと安心です。
WeeklyやMonthlyの会社もある
アメリカではBiweeklyとSemi-monthlyがよく使われますが、会社によっては別の支払い方法もあります。
Weekly
→ 毎週
Biweekly
→ 2週間ごと
Semi-monthly
→ 月2回
Monthly
→ 月1回
という違いです。
求人やOffer Letterに、
Pay Frequency: Biweekly
などと書かれていることがあります。
転職すると給料の支払い方法が変わることもあるので、Offer Letterを確認しておきましょう。
まとめ|Biweeklyは26回、Semi-monthlyは24回
アメリカの給料日で特に覚えておきたいのは、
Biweekly=2週間ごと・通常年26回
Semi-monthly=月2回・年24回
という違いです。
年収が同じなら、年間でもらえる給与総額は基本的に変わりません。
ただし、
- 1回あたりの給料
- 給料日
- 月内の支給回数
が違います。
特にBiweeklyでは、年に2回ほど給料が3回入る月があります。
この3回目を「臨時収入」と考えて使ってしまうのではなく、緊急資金や貯蓄、投資に回すと家計管理がかなり楽になります。
まず勤務先の、
Pay Frequency → Pay Period → Payday → Pay Stub
を確認してみましょう。
そして、
「給料から何が引かれているのか分からない」
という人は、こちらの記事も参考にしてください。
👉 アメリカの給料明細の見方|Gross Pay・Net Pay・税金・401(k)を初心者向けに解説
給料の仕組みを理解すると、クレジットカードの支払いや貯蓄、401(k)への積立など、アメリカでのお金の管理がぐっとしやすくなります。

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